ピアノの小指トレーニング

ピアノ 小指トレーニング

ピアノを弾くときに10本の指の中で、薬指と小指での演奏は特に難しく感じてしまうものです。

 

そもそも小指は薬指とは違い、独立した腱をもっています。しかし、小指は短くて弱い指なのです。
そのため、ほかの指より動かしにくいのです。

 

薬指のみを動かそうとすると独立して動かすことができます。でも、小指だけを動かそうとしてみてください。小指だけを動かそうとすると、薬指も一緒につられて動いてしまうのがわかると思います。

 

ピアノを上手に演奏するためには最終的に10本すべての指が均等に動くようにしなければいけません。

 

試しに、5本の指を使ってドレミファソファミレドと弾いてみましょう。それを右手、左手どちらも弾いてみましょう。この時にきれいに均等な音を出すためにはすべての指が均等に動かなければいけませんが、小指や薬指を使うときに難しさを感じてしまったかもしれません。

 

小指をほかの指と同じくらいとまではいかなくても、少しでも動かしやすくなるようにトレーニングしていきましょう。

 

最初はうまくいかなくても、指の一本一本に意識を向け、繰り返していくことで必ず慣れていきます。

 

しかし注意しなければいけないのは、ただやみくもにトレーニングを繰り返すのではなく、小指は繊細な指なので、無理をしないように少しずつ練習していきましょう。
無理な練習は小指の疲れや、痛みの原因となってしまう可能性があります。あくまでも、正しい姿勢で、肩や手首、ひじなどに無理な力を入れないことが大原則です。

 

小指のトレーニング方法

まず最初に、指慣らしの練習として、昔から有名な教本が「ハノン」です。

 

この「ハノン」はそれぞれすべての指の強化に、特に薬指と小指はとても鍛えられ、指が自然に動かせるようになります。

 

また、アルペジオやトリルなどピアノ演奏のすべてに通じるような土台ともいえるなんともスタンダードな教本です。

 

 

 

しかし「ハノン」はこのように単調な反復練習なのです。

 

そのことから、「ハノン」には賛否両論あり、昔から多くの人が使っており、人気の教本ではあるのですが、面白みがないため練習が続かないという人がたくさんいます。

 

実際に子供のころにピアノを習っていて、この反復練習ばかりでピアノが嫌になってしまってピアノをやめるといったことも少なくないのです。

 

なので、練習する曲はなんでもかまいません。ご自身が好きな曲を選んで練習するようにしましょう。

 

大人のピアノ演奏において、上達にもっとも重要なことは練習を楽しみながらすることです。

 

まずは、指慣らしの練習の曲を決めて、その曲をゆっくりとしたテンポで弾いていきます。(実際のテンポの1/3ほど)

 

この際に重要なのは、トレーニングしたい小指でひく一音一音に集中して丁寧に弾いていきましょう。

 

できたら、小指は少し強めで弾きます。指先があたたまってきて、指先の神経が活性化されるようになります。

 

その後、慣れてきたら少しずつテンポをあげていきましょう。

 

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