第一関節がへこむという場合
手や指の形は人それぞれ違うので、人によってクセも様々です。そのなかでもピアノを弾くときに第一関節が曲がるというクセがあるという人は少なくなりません。第一関節がへこむというクセがついてしまうと指先がグラグラと不安定になってしまって指に負担がかかってしまったり、しっかりとしたきれいな響きの音が出せなくなってしまいます。
実際、日頃の生活で第一関節を意識して使う場面というのはなかなかないのでピアノを始めたばかりの人などは第一関節がしっかりしておらず手首もゆるみやすくなってしまうという状態になってしまいます。
なのでこのクセはできるだけ改善してあげる必要があります。ここではそんなへこむ指を改善するコツと方法をご紹介します。
第一関節がへこむクセを治すには?
まずは鍵盤を弾く前に手が理想的な形になっていなければなりません。演奏を始める前にフォームを確認して第一関節がつぶれてしまっていないか確認してみましょう。
フォームの確認が出来たら指が曲がるクセを矯正するためにトレーニングを行うのも有効です。第一関節をしっかりとさせ、壁に5本の指をつけてから体重をかける練習をすると関節をしっかりとさせることができます。また、洗濯ばさみなどを使ってトレーニングすることで関節をしっかりさせ、手の筋力も鍛えることができます。第一関節を上手に使うには第2関節、第3関節のしっかりとした支えも必要になるのです。
まとめ
以上が第一関節が凹む場合の改善法になります。このクセは第一関節が弱く、指先にかかる重みが原因で起きてしまいます。練習では指のへこみが問題なくても、演奏中についこのクセが出てきてしまうという場合は、腕の重さによってつぶれてしまっている可能性が考えられるので気をつけましょう。
できるだけ指に負担なく、安定した音を出すためにはできるだけ早い段階で改善するようにこころがけましょう。