ピアノ初心者のバイエル

バイエル

ピアノの教則本として、古くから使われてきた「バイエル」。一昔前までは、ピアノを習う人はだいたい使っているかなりメジャーな教則本でした。

 

 

バイエルはドイツのピアニストでありながら、作曲家のフェルディナント・バイエル(Ferdinand Beyer)によって1851年ごろにつくられ、日本でも入門書として知られていて、全106曲あります。

 

 

よく、バイエル到達程度など尺度としても表現され、バイエルによって、指くぐりや指またぎ、楽譜の読み方、拍子やリズムなどの基礎的なことを身につけることができます。

 

 

 

ピアノ初心者にバイエルは必要?

はたしてピアノ初心者にとってバイエルは必ずやらなければいけないのでしょうか?

 

 

バイエルはハノンと同じで、批判的な意見が多く、最近ではあまり使われなくなってきました。保育士や幼稚園教諭の試験の課題曲としてよく使われていて、今でも使われることはありますが、昔よりも減ってきたのは事実です。

 

 

バイエルには欠点がいくつかあって、和音動作が上手くならない、ヘ音記号が出てくるのがかなり遅い、などいくつかありますが、最も大きい欠点は、バイエルが堅苦しくて挫折してしまうということです。

 

 

実際にバイエルを最初からやっていて、最後まで到達する人はひと握りで、むしろバイエルが原因でピアノをやめてしまうことさえあるのです。

 

 

大人の初心者に適する教則本

バイエルが出たのは、150年以上も前のことです。時代が進んで科学が進歩したように、ピアノの上達法も進歩しました。それに、バイエルは昔からの曲の変化に対応していないのです。

 

 

大人の初心者の方が上達するには、自分の知っている曲をDVD付きの教本などを使って、習得してくのがオススメです。

まとめ

いかがだったでしょうか?大人のピアノ初心者がピアノを上達していくために必要なのは、単調に続くトレーニングではありません。ピアノの練習で飽きてしまって、辞めてしまうのは非常にもったいないので、知っている曲を扱っている入門書などを使って、楽しみながらレッスンをしていきましょう。

 

 

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