ピアノのスラーとレガート

スラーをきれいに弾く

スラーとはあるひとつのまとまったフレーズを音が切れることなくなめらかに演奏することで、この演奏をレガートということもあります。スラーはあらゆる曲で出てくるものですが、きれいに弾くことは意外と難しいものです。しかしスラーをきれいに弾くことができたら演奏がぐっと華やかで綺麗にきこえるのでここではそんなスラーを上手に弾くコツをご紹介します。

 

 

ちなみにその反対の演奏をノンレガードといい、さらに音を短く切った演奏をスタッカートといいます。

 

 

 

スラーを上手に弾くコツ

音の響きが重なるように

音をなめらかにつなげるには、今弾いている鍵盤をしている指を上げきってから次の音を弾きはじめていては遅くなってしまいます。鍵盤を押したあと、上げきる手前で次の音へとバトンタッチする必要があります。そのためには指を上げすぎないように注意しましょう。指の重さを利用して鍵盤の真下に向かっておろすのではなく、指の重みを次々に移動させながら演奏するというイメージです。

 

 

指をあまり上げずに鍵盤を押すためには手のひらのある程度の筋力は必要となってきます。

 

 

そしてなめらかに弾くだけでなく、粒がそろった演奏をこころがけましょう。

 

 

表情をつけて演奏する

スラーを演奏するとき音が切れないよう注意して弾くあまり、演奏に抑揚がなくなってしまいがちです。スラーの部分の最初と最後を慎重に弾き、演奏が棒読みになってしまわないようにリラックスして表情豊かに演奏するときれいな演奏にきこえるでしょう。

 

 

なめらかに抑揚をつけて、スラーを弾くには手首を柔軟に使い、腕が上手く脱力できているように意識することが大切です。

 

 

ペダルに頼りすぎない

レガートの練習をする際はペダルに頼り過ぎないようにしましょう。ペダルを使うことで音が切れなくなりますが、音が濁っているためスラーが綺麗に弾けていなくても気づかないことがあります。スラー本来の美しさで演奏できるようになるためには、最初のうちはできるだけペダルなしで練習をしていきましょう。

まとめ

初心者のうちは、自分の演奏を自分の耳できいてみて確認しながら繰り返し練習をしていきましょう。スラーはとても多くのフレーズででてくるので、最初はうまくいかなくても、表情豊かに心を込めて演奏をしていきましょう。

 

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