リストの愛の夢
ピアノを大人から始めるという方の中でも、リストの「愛の夢」をいつか弾けるようになりたいという目標をもっているという人はかなり多いと思います。とても綺麗な曲で、ウエディングの曲としてもよく使われます。私も最初に聞いたときにとても感動して、ピアノを始めるきっかけともなった曲です。
愛の夢は、ハンガリーのピアニストであるフランツ・リストによって作曲され、「第1番 変イ長調」、「第2番 ホ長調」、「第3番 変イ長調」からなり、特に第3番は有名で、「おお、愛しうる限り愛せ」といった歌詞もあります。
ただ、やはりピアノ初心者にとってはかなりハードな曲で、ショパンの幻想即興曲などと同じように、難易度としては中級または上級となります。特に中盤からは速くて複雑な指使いが要求されます。聞いた感じよりも実際に弾いてみると難しく感じます。
そんな愛の夢を初心者が弾くには、移調してアレンジされたものを弾くか、基礎を固めてレベルアップしてから原曲にチャレンジするのがいいでしょう。
ピアノ初心者が愛の夢を弾くには?
難しい曲でも、初心者用に簡単にアレンジされた楽譜があるので、そういったものを使ってまずは演奏してみるのもいいでしょう。アレンジされていても、曲の複雑さは全然違いますが、美しさはできるだけキープされるようにつくられています。
アレンジ版よりも、どうしても原曲で弾きたいという方も多いと思います。その場合は、焦らずに、まずは基礎を固めて、ピアノソナタがスラスラと弾けるくらいのレベルになるまで練習を重ねていきましょう。
弾けるようになるまでの期間は人それぞれですが、大人から始めても十分に弾けるようになる可能性はあります。
まとめ
旋律が本当に美しいリストの「愛の夢」ですが、初心者には少々ハードルが高い曲です。ですが、完璧でなくても弾けたときの感動は素晴らしいものです。ピアノを始めたばかりの初心者の方でもぜひいつかレパートリーに加えたい1曲です。
まずは、レベルアップできるように基礎を固める訓練をしていきましょう。