ピアノが上達しないときは?
ピアノを練習していくとなかなか上達しないと伸び悩んでしまうという時期がほとんどの方にあると思います。むしろ何の壁も感じずに上達していく人はいないのではないでしょうか。
ピアノを始めて本当に最初の方は、覚えることがたくさんあり、それでも練習をして上達を感じられる場合が多いのですが、ある程度練習を重ねていくと、自分があまり上達していないのではないかというような停滞期のようなものがおとずれます。
でもそのようなときも実際は少しづつ成長しています。なかなか上達しないと感じているだけで、練習すればするほど目に見えない単位で進歩しているのです。
しかし、そのような状況のためにピアノを続けられなくなってしまう人がいるのでとてももったいなく思います。
なかなか上達しないと感じてしまったときは、工夫して練習の効率を上げる、モチベーションを高める、演奏の基礎から見直すなどして壁を乗り越えていきましょう。
スランプを脱出する!
もちろん練習するチャンスがあればあるほど上達できるチャンスは上がっていきます。
プロのピアニストは毎日5,6時間も練習をします。世界的なピアニストであるヴァレンティーナ・リシッツァはなんと一日に12〜14時間も練習すると聞きました。
しかし、趣味でピアノを弾く私たちにとってはそんなに練習できるはずがありません。
長時間の練習によって体や手に負担がかかってしまうこともありますし、帰って上達しないということになりかねません。
やみくもに練習すればいいわけではなく、特に忙しくて時間があまりとれないという人にとっては、練習時間よりも集中力や効率が大切なのです。
効率を上げるには
・まずは模範の演奏を聴いてから練習する。
・全体を通してではなく、パートで練習する。
・苦手な部分だけをピックアップして何度も練習する。
・片手ずつ弾き、弾けるようになってから両手で弾く。
・ピックアップした部分を楽譜などにしるしをつけておく。
などをしてできるだけ短時間で成果が出るように努めましょう。
まじめな性格の人ほど自分が上達しないと感じてスランプに陥ってしまいます。
そんな時は上手な人の演奏をきいてその時の感動や憧れを思い出すようにしましょう。
とにかく音楽を楽しむということが上達への一番の近道です。
たまにはコンサートに出かけてじかに音楽をきいてみるのもとてもいいことです。
ピアノがなかなあ上達しない、弾きたい曲がなかなか弾けないなどの原因として考えられるのは基礎ができていない場合が多いです。
・曲中の同じところが弾けない場合
この場合は、技術の面でまだ基礎が固まっていないということです。
指が正しく動かせているか、脱力ができているか、ペダルが正しく使えているかなどもう一度基礎からの練習を行ってみましょう。
・毎回違う部分が弾けない場合
この場合は、まだ曲自体になれていなく音を覚えられていないということなので、全体の練習をもっと行いましょう。
このよう土台となる技術が応用力へとつながります。