ピアノと腱鞘炎

腱鞘炎とは

ピアノはうまくなりたいという気持ちか長時間練習してしまうことがあります。

 

しかし、初心者や久しぶりにピアノを弾く人は特に注意しなければいけません。

 

長時間の練習によって手を痛めてしまい、最悪の場合腱鞘炎になってしまいます。

 

「腱鞘炎」というのは、筋肉と骨をつなぐ腱の周囲を覆う腱鞘が炎症を起こしたり、損傷したりすることを言います。
これは、激しい痛みを伴い、腫れてしまったり動かしづらくなったりします。

 

手首やひじ、指にこれらの不快な感覚をもたらす症状は、ド・ケルンバ病、ばね指、上腕骨上顆炎などがあり、それらを総称して腱鞘炎とよびます。

 

その中でもとくに、ピアノを弾く人に起こり得るのはド・ケルンバ病という症状です。これは、親指の付け根側に激しい痛みを伴う症状です。

 

また、ひじに痛みが伴う上腕骨上顆炎もピアノを弾く人には起こり得る症状です。

 

 

腱鞘炎の予防

では具体的にどうしたらこういった症状を防ぐことができるかご紹介します。

 

・ピアノの初心者やピアノを久しぶりに弾く人などはできるだけ、練習時間を短く設定して、必ず休憩を挟むようにしましょう。

 

はじめは10分など短い練習を行っては休憩を挟んでを繰り返してできるだけ手首に負担をかけないようにしましょう。

 

・演奏中はちゅんと「脱力」して力が入らないように注意しましょう。

 

初心者の方は特に苦手意識があるフレーズに出くわすと力が入ってしまう傾向があります。
「脱力」は演奏技術においてもとても大切なことなので、最初のうちは余計な力が入ってしまわないように常に意識することが大切です。

 

そのためには脱力して痛みがでないようにする演奏法を学ぶ必要があり、これらの悩みの解決方法を教えてくれるピアノ教材などもあります。

 

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・もし疲れてしまったり、痛みを生じてしまった場合はピアノは弾かないようにしましょう。

 

私もピアノを始めたばかりの時は、上達したい一心で長時間練習して手首に痛みが生じてしまったということがあり、さらに練習をしようとして悪化してしまったという経験があります。

 

症状を悪化させないためにも痛みを伴った場合は、無理せず演奏を中止しましょう。

腱鞘炎の対処法

腱鞘炎は日常生活にも支障をきたし、他の部位に痛みが広がってしまうこともあるため、できるだけ早い治療が望まれます。

 

まず腱鞘炎の治療として思い浮かぶのが、湿布やテーピング、サポーター、さらにはステロイド注射があげられます。

 

しかし、これらは一時的に痛みを和らげることはできますが、実は根本的な解決にはなっていません。

 

これらの治療法では、その場では痛みを減らすことができますが、翌日手を動かすと結局同じ症状が出てしまうということがよくあります。

 

そして、最後の手段にあるのが「手術」です。

 

しかしこの手術にはリスクが伴います。

 

手術を行った後は、手の感覚が変わってしまったり、最悪の場合後遺症が残ってしまう可能性もあります。

 

そこで、腱鞘炎の根本的な原因をとりのぞいていく必要があります。

 

それには正しいトレーニング法というものがあるのですが、その詳しい内容がこちらの上田式腱鞘炎解消【エクササイズDVD】で紹介されています。

 

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このDVDでは、自分でできるトレーニング法を紹介してくれていて、開発者によるメールサポートなどもついています。

 

この治療法は、腱鞘炎の根本的な改善を目的としているので、ステロイド注射のように即効性がないことが考えられますが、
根本的な原因をとりのぞくことができて、多くの方が効果を実感している点はいいと思います。

 

 

 

 

 

 


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