ピアノ オクターブの上手な弾き方
オクターブはピアノ初心者のうちや手が小さい人にとっては少し難しく感じてしまうかもしれません。
でも、練習を重ねて慣れていけば必ず上手に弾くことができます。オクターブの正しい弾き方やコツをご紹介します。
オクターブを弾く時、手が小さくてなかなか手が届きにくいという人も少なくありません。
しかし、これは練習によって届くようになるということもよくあります。
オクターブを弾くのに大切なのは手の大きさというよりも、手がいかにひらくかです。
手をひらくようにするには、鍵盤を使ってトレーニングをしたり、関節の周りをマッサージしたりして、無理せず少しずつ訓練していきましょう。
ピアノを始めたばかりのころは慣れない指の使い方をするため、ついつい力が入ってしまいます。
特にオクターブを弾く場合は手を広げようとしてしまうために手首などが疲れやすく、痛みを生じやすくなってしまいます。
そこで、手を思いっきり広げるのではなく、少しだけ指を立てるようなフォームを意識するようにしましょう。
少しだけ指を立てることによって、手首が自然と上がり、力が入りすぎないようになります。
このフォームを意識して、オクターブのあるフレーズを何度か繰り返し練習することによって、うまく音をはずさずに弾けるようになるでしょう。
ポイント１と２をマスターすることができれば基礎としては十分です。
上の基本事項がおさえられたら、次は色々な演奏法を使ってオクターブを弾いていきましょう。
・オクターブをレガードで弾く
これは「乙女の祈り」などを弾く際に必要となってきます。
最初の練習の段階では、ペダルを使わなくてもレガードで弾けるように意識しましょう。
手をできるだけ上下に動かさず、無駄な動きを少なくすることがポイントです。
・オクターブを連打で弾く
軽やかな音を出したい場合は、手首をゆるめて、手首を使って鍵盤を弾きます。
逆に、どっしりとした固い音を出したい場合は手首を固めて腕の重さを利用して演奏します。
・オクターブのトレモロを弾く場合
この場合も同様に、手首の使い方がとても重要になります。
連打をする時も、トレモロを弾く時も手のひらの筋力を意識してうまく脱力できるようにしましょう。
