ピアノは脳に良い?大人も必見
習い事といえば数えきれないくらいありますが、ピアノが他の習い事と違い、優れている点があります。
ピアノを習うメリットは単純に音楽を楽しむということ以外にも、ピアノを弾くことが脳にいいということがあります。
あの有名なテレビ番組『ホンマでっかTV』の脳科学者澤口先生も「ピアノほど脳にとって良い習い事はない」というほどピアノは脳にとって良いことなのです。
もちろんそれは、大人になってから初めても効果はあるとのこと。
トロント大学のE. Glenn Schellenberg教授は音楽のレッスンを長期間受けることでIQが向上するという研究結果を発表しました。
彼は子供たちにキーボード、声楽、劇の練習を受けさせ、比較したところ、音楽のレッスンを受けさせたグループは、レッスンを受けさせなかったグループや劇のレッスンをさせたグループに比べてIQが向上していることを見出しました。
あの物理学者アルバート・アインシュタインも、音楽をやっていてヴァイオリン奏者として有名だったそうです。
そしてIQは知能指数であるのに対し、HQは人間性知性です。『ホンマでっかTV』の澤口先生はピアノのレッスンによってこのHQが向上するということに重要性を示しています。
このHQというのはあらゆる統合的な知能で、社会生活をうまく営む上でとても大切な能力なのです。
逆にいうとこのHQを鍛えることによって人生のあらゆる場面においてよりよい結果をだすことができるのです。
音楽によって、言語能力や、他人の感情を理解する能力を発達させることに関係しているといいます。
ピアノを習うことでここまで成長できる可能性があるというのはなんとも不思議に感じてしまいます。
ピアノを弾く人は楽譜で音符を覚えて、音で聴き、指で覚えるつまり、資格、聴覚、運動といったさまざまな情報を通じて脳内に記憶します。
脳の中において記憶をつかさどる場所は海馬とよばれています。この左の海馬の大きさが音楽をやっている人の場合、音楽をやっていない人に比べて大きいということがわかっています。
つまり、ピアノを弾くことは記憶力の訓練にもとても良いのです。
指と脳の間には深い関係性があり、指を動かすことが脳の活性化につながるという事実が多くの研究者たちによって発表されてきました。皆さんも頭の体操といって指回し運動(両手を合わせて、なるべく指と指が触れ合わないようにくるくると回す運動)をやったことがあるのではないでしょうか。
あれは言語、記憶、聴覚に関わっている側頭葉という部分を活性化しているのです。
ピアノも同様に、両手の指で複雑な動きをすることによって脳が活性化されるのです。
このように、ピアノは想像以上にすごい可能性を秘めているのです。
音楽を楽しみながら脳も鍛えられるというのは一石二鳥ですね。
私も、毎日ピアノを弾くようになって集中力があったり、作業がはかどるようになった気がします。