手元を見ないで演奏したい
ピアノを演奏するときに手元を見ないで楽譜を見ながら演奏できたらなんとなくかっこいいですよね。個人的には大人のピアノ初心者にとっては手を見ないで演奏できる必要は特にないと思います。大切なのは演奏の中身ですから。しかし、「楽譜見ながら」の演奏に挑戦するのも音や鍵盤の位置を覚えたり、初見で弾くトレーニングのためにもなるので悪くないと思います。
ピアノを上手に演奏できることと、楽譜を見ながら演奏できることは別の話です。パソコンのキーボードは最初は見ながらでないとタイピングできませんが、仕事で毎日使って慣れていくとブラインドタッチができるようになりますよね。ピアノも同じで大切なのは慣れです。
ここではそんな楽譜を見ながら演奏するための練習法やコツを解説していきます。
「楽譜見ながら」の演奏ためのコツ
いきなり初見で演奏するのはなかなか難しいと思うので、今弾くことができるレパートリーからできるだけ音域の広くない曲を選びましょう。その曲を最初はゆっくりでもいいのでミスタッチは気にせず楽譜を見ながら弾いていきましょう。難しいようなら片手ずつでも大丈夫です。
それができたら次は手元をたまに見ながらミスタッチをしないように弾いていきます。手が大きく移動する際などだけ鍵盤を見るようにしましょう。
あとはこれらの反復練習になります。楽譜を見ないで弾くというのは理論よりも感覚が大事です。鍵盤の距離感を体で覚えて徐々に手元を見ないように練習をしていけば楽譜を見ながら弾いてミスタッチもなくなってくるでしょう。
まとめ
ピアノの「楽譜見みながら」の演奏は自転車に乗るための練習と似ていてどちらかといえばスポーツに近いものがあり、最初はできなくても何度も何度も繰り返しトライしていくことで体で覚えていくことができます。すぐに身につく技でもないので時間をかけてコツコツと訓練していきましょう。