ツェルニー
オーストリアのカール・ツェルニーによって作られた有名なピアノ練習曲「ツェルニー」。彼はピアニストであり、有名なピアノ教師で、ウィーン音楽院ではあの有名なリストやレシェティツキにピアノを指導したことでも知られています。
日本でもピアノの練習曲というとハノン、バイエル、ツェルニーなど定番の練習曲の一つです。
ピアノ初心者・趣味のためにツェルニーは必要?
ピアノを趣味でやっている人や、ピアノの初心者にとってはツェルニーを使うべきなのか?どのように使用すべきなのか?といった迷いにつながることもよくあります。
結論から言ってしまうと、大人の趣味としてのピアノにおいては、ツェルニーは必要ありません。
ツェルニーはハノンのように賛否両論ありますが、最近ではピアノ専門の人でも使っていない人はいますし、否定的な意見もあるのが事実です。
ツェルニーを使わない練習
ツェルニーは基礎を固めるというよりも、自分に足りない技術を補うという認識なので、趣味のピアノとしては必要ありません。それに単調な練習によって挫折の原因にもなってしまう可能性もあります。
真面目な人ほど、1から順番にすべて完成させたいと思ってしまいがちですが、ピアノ初心者の方や趣味でやっている方が上達させるためには、まずは自分の好きな曲を選び、苦手な部分をピックアップして、部分練習を行っていくことで十分に上達していくことができます。
ツェルニーを使いたい場合は
それでもツェルニーにこだわりがあり、どうしても使いたいという場合は、すべてやるのではなく、選んだものを抜粋したり、ツェルニー100番の1〜42だけとか、ツェルニー30番だけ、のように部分的に活用していきましょう。
まとめ
以上がピアノを趣味でやっている人のツェルニーの認識となります。ストイックになることはいいことですが、大人のピアノは好きな曲を楽しみながら練習したほうが、結果的に効率はよくなります。
ピアノ初心者の方や、再開したという方で、基礎を固めたいという場合は、楽しみながら練習できるピアノ教材などを活用して練習していきましょう。
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